バスタイムは一日の疲れをいやすリラックスタイム。入浴剤を使うと、さらに嬉しいいろんな効果が。ダイエット効果があるの?入浴や入浴剤のウソ・ホントをお伝えします。
入浴でダイエット!?カロリー消費はどのぐらい?
お風呂でカロリーを消費してダイエットしたい!と考える人も多いはず。でも、お風呂で消費するカロリーは10~20kcal程度。
このカロリーの目安は
- 濃い口しょうゆ大さじ1 14kcal
- 料理酒 大さじ1 13kcal
- 大根おでん(50g)8kcal
- 板ガム 1枚 12kcal
- スティックシュガー(4g) 16kcal
ってことで、お風呂に入ってもほとんどカロリーの消費にはならない!
でも、入浴はそのほかにとっても大事な効果がある。次の項目以降をチェックしてみて。
お風呂でむくみは解消する?
答えはYes!
浴槽にお湯をためて入浴すると、むくみ解消になる。
その理由は、お湯の水圧による身体へのしめつけで、全身の血流がよくなるから。この水圧っていうのがポイントで、これでリンパの流れがよくなり、むくみ解消につながる。
足がむくむ!!という方はシャワーだけでなくお湯をためた入浴がおすすめ。しかも、お湯の量を多く深くすると、その分身体への水圧が強くなるから、よりむくみ解消へ。むくみ解消をしたければ半身浴より全身浴!

入浴剤の香りって意味があるの?
「いい香りにいやされた~」っていう経験は誰にでもあるはず。
香りがいやしになるのは、ちゃんと理由がある。
香りをかぐと、「いいにおい」、「嫌なにおい」、「臭い!」などと脳が判断。
その香りの情報は視床下部へ。
視床下部は自律神経をつかさどる場所。
自律神経っていうのは、リラックスや緊張に関係するところ。
「いいかおり」という情報は、自律神経を通して心拍数・呼吸数・血流量・血圧の低下などにつながるからリラックスした状態になる。
ということで、いい香りでリラックスできるというのはちゃんと証明されている。
だから、自分がそのときにピンときた香りは大切にしたい。
「ドクターティールズ」の全種類
- ラベンダー
- ユーカリ&スペアミント
- ベルガモット&スウィートオレンジ
- カモミール
- レモングラス&スペアミント
それぞれの香りの効果に触れた記事 ↓
いい睡眠をとるための入浴方法は?
質の高い睡眠のためには、就寝前に体温をいい感じに上昇させ、下降ぎみになっているときに入眠すること。
じゃ、いつ入浴すれば、ちょうどいいタイミングになるの?というと、寝る2時間前ぐらいがベスト。時間が経過して、体温がすっかり戻ってしまうと目も冴えてしまうので注意したい。
質の高い睡眠は、身体だけでなく心にもいい。目覚めが良くなり、朝からやる気いっぱい。日中の生活が快適になる。
そして、よくお湯は38℃程度のぬるめがいいと言うけど、それは本当。体の芯から温まればゆっくり体温が下がっていくし、入浴時に身体に負担をかけないから。
ちなみに、38℃程度のぬるめのお湯は副交感神経が働く。この温度での入浴は、さっき触れた、緊張がほぐれて「リラックス」につながる。

入浴して汗をかけばやせるの?
答えはNo
理由は、身体が温まって体温調節のために汗をかくだけから。脂肪が燃焼したのではなく、水分が減っているだけだから。食事などで水分をとったらもとに戻ってしまう。
そこで疑問に思うのは、じゃあ、発汗作用のある入浴剤ってダイエットに効果がないの?ということ。
それはNo!
日中は活動的になり、夜はリラックス状態になり、自律神経が整うと基礎代謝アップの要因にもなる。
これまで触れたように、入浴剤を入れたお風呂のいいところは
- 香りによるリラックス効果
- しっかり温まり1日の疲れをとる
- 湯冷めしにくくなるから、質の高い睡眠をとれる
- 質の高い睡眠で身体が休まり、日中身体が元気でいられる
- 質の高い睡眠で脳が休まり、日中やる気いっぱいになる
- リラックスすることで自律神経が整う。 基礎代謝が上がる
その他、入浴そのものは、むくみをとる効果もある。
これらの理由で、直接ダイエットにならなくても、心身共に整うことでいいことがたくさん。
入浴するときはぜひ入浴剤を入れてみてね。
参考サイト:https://www.bathclin.co.jp/health-column/
https://www.earth.jp/ofuro/index.html
https://www.asahi.com/relife/article/13218760